下町散歩 ~日本橋編①~
「おいしい味とゆったりした時間を味わえる東京の老舗」12店をセレクトした本、
『東京おいしい老舗散歩』(かもめの本棚 株式会社東海教育研究所)
老舗の味、下町の四季、歴史が息づく路地裏散歩を、
12ヵ月のおすすめ散歩コースにして紹介しています。
5月は、「春のお江戸日本橋 室町砂場」
本のコースとは異なりますが、
神田から日本橋を抜けて東京駅へ歩を進めることにしました。
まず、神田駅南口から徒歩4分。
おそばやさん、室町砂場へ。
▲向かう途中にあった家内喜稲荷神社
11時半開店に合わせ、
店には少し前に到着しましたが、既に10人以上並んでいます。
斜め向かいは、あなご専門店玉ゐの日本橋室町店。
こちらも11時半開店(土曜日)とあって、開店待ちの列ができていました。
開店するとすぐに席へ案内されるので
さほど待つことはなかったです。
1階は座席、
2階は座敷。
天ざる、天もり発祥とのことなので、
更科粉で打った『ざる』、一番粉の香り高い『もり』
のどちらかにすることに。
▲『もり』を選択
かき揚げがすでに温かいつゆの中に入っています。
ちょっとちょっぱいというか、濃い目のつゆ。
蕎麦湯を入れると調度よいかんじ。
玉子焼きは好みの甘さで、もっと食べたくなってしまいます。
▲入り口の暖簾は季節ごとに異なるそう
お腹を満たした後は、
中央通りを南に。
YOITO(ユイト)を過ぎ、三重テラスとCOREDO室町の間を抜け
福徳神社へ。
▲三井不動産のTVCMで見たことのある鳥居
コレドへはいつも日本橋側から訪れていたので
今回が初参拝。
平安時代(貞観年間八五九~八七六)年からあるという神社ですが、
2014年竣工とあって、とても新しい。
主祭神は五穀豊穣の神様「宇迦之御魂神」(うかのみたまのみこと)。
かつて徳川家康も参拝したそうです。
また、神社古例のクヌギの皮付きの鳥居に、
春の若芽の萌え出でたという話に因み
別名、「芽吹神社」とも呼ばれています。
神社の地下には駐輪場を整備したり、
災害発生時の帰宅困難者に提供する水や食料などの
防災用備蓄倉庫もあるそう。
最近都心で開発されるビルなどの多くは
防災備蓄や電気系統を備えているものが多いと感じます。
コレドの外にはベンチもあって、
買い物途中などにちょっと休憩ができます。
下町散歩 ~日本橋編②~
に続く。