「試験の思い出」
今週のお題「試験の思い出」
人生初めての試験は、珠算検定。
その年は最寄の中学校で開催され、小学生だった私は、1人で試験会場に向かった。
小学生の私にとっては、中学校は未知なる場所。
小学校とは違って、大きな建物に高いイスと机、広い教室。
シンッと静まりかえった初めての空間に、
とっても緊張して、試験開始まで、震えそうになるのを
必死にこらえていた記憶がある。
不思議なもので、試験が開始されると震えは止まり
この検定は無事、合格。
試験内容はまったく覚えていないが、緊張したことだけは今でもよく覚えている。
次の年からは、商工会議所のようなところで開催されるようになったのだが、
初回のような緊張はまったくしなかった。
その後も、これ以上に緊張する試験は今だ体験していない。
もしかしたら、「試験」の空間に慣れたのかもしれないが、
今思うと、人生の早い時期に経験しておいてよかったなあと思う。