ハインリッヒの法則
ここ10日間。
朝の通勤時間帯に
最寄の路線で20分以上の電車遅延が数回発生しています。
原因は、車両故障やドアの荷物挟まりといったこと。
そんなこと、日常茶飯事だよ。
という向きもあるとおもいますが、
しかし、この路線。
開業から10数年。私が利用し始めてから10年弱。
これといった列車遅延・運休に巻き込まれてこなかったのです。
で、つい
頭に浮かんでしまったのが、タイトルの
1929年、アメリカの損害会社勤務時にハーバート・ウィリアム・ハインリッヒが出した事故の発生に関する経験則のことです。
1件の重大事故の背後に、29件の小規模な事故があり、さらに300件(ヒヤリ・ハット)の事故が起きている、というもの。
これまではヒヤリ・ハットで済んでいたものが
もしかしたらそれらが積み重なって、10年の時を経て噴出しているのかも?
なんて。
仕事でもそうですが、
1つのピースがわずかにずれただけで
その差異が広がり
すべての工程に歪みが生じることもあります。
未然に防ぐためにも、
その原因となったものについて検証が必要になります。
最近、新幹線台車亀裂もありましたが
列車遅延と人命
どっちが大事なのかなあ?
なんて。
停めて何もなかったね
が、一番いいのだろうけど。
それを許さない、
寛容さがなくなっているのでしょうか?
状況を説明したら納得するような。
情報はあふれかえってるのに
肝心な情報がこないし、理解しようとしない。
優先順位は間違えたくないなあと
思いました。