下町散歩 ~お休み~
「おいしい味とゆったりした時間を味わえる東京の老舗」12店をセレクトした本、
『東京おいしい老舗散歩』(かもめの本棚 株式会社東海教育研究所)
老舗の味、下町の四季、歴史が息づく路地裏散歩を、
12ヵ月のおすすめ散歩コースにして紹介しています。
8月は、浅草通りの今、昔 どぜう飯田屋 でした。
しかし、都合悪く今回は、断念。
次回、浅草へ行った際は立ち寄りたいと思います。
それにしても。
2018年の8月は、
空気も、太陽の照り返しも何もかもぜえんぶ、
暑かった~。
浅草寺とほおずき市
7月も最後なりましたが、
初旬に行った浅草寺の備忘録です。
7月10日に浅草寺にお参りすると
一生分(四万六千日)お参りした、と同じ御利益があると話を聞いたのは昨年のこと。
そのときに、ちゃっかりスマホのスケジュールに入れており、
今年の7月に入って気づいたのでした。
(過去の私はそういうのに興味があったよう。)
このご利益の数の由来は諸説あり、
米の一升が米粒46,000粒にあたり、「一升」と「一生」をかけた
や
46,000日はおよそ126年に相当 し、これが人の寿命の限界=一生分
ともいわれますが、定かではないそう。
『一生分』と言われたら行ってみたいじゃない
と、
仕事を前倒しで終わらせ、16時過ぎに浅草へ到着。
駅を降りた瞬間に、もあっ とした暑さにやられます。
日差しより、なにより、空気が暑い!
そんな日でも、伝法院通りや仲見世通りなどにはさすがに
人が結構歩いています。
浴衣を着た人たちもちらほら。
表参道を通り、本堂へ。
本日は30分毎に祈祷も行っており、にぎやかです。
参拝後、縁日にともなって開かれているほおずき市を
プラプラ。
ほおずきに風鈴が付いたものもあり、ザ・夏の風物詩といった風情。
せっかくだからと、おみくじを引くことに。
浅草寺といえば、凶のおみくじがよく出ることで有名ですが、
そんなことを知らずに凶を引き非常にショックを受けたのは
10数年前。
今では、いい思い出です。(笑)
そもそも、おみくじは
「元三大師御籤帳(みくじちょう)」に、
「大吉」が16%、「吉」が35%、「凶」が29%、その他が20%
と、吉凶の割合があるそうで、
浅草寺のおみくじはこの割合になっているとか。
毎回引くたびに凶が出ていましたが、このことを知り少々心が軽くなりました(笑)
T-FACTORY
帝国ホテルプラザ1F・JANTJE_ONTEMBAARにて、7月18日(水)~7月31日(火)の期間限定で開催されているT-FACTORYに行ってきました。
こちらは、JANTJE_ONTEMBAARロゴ入りTシャツに
“ブラザーのガーメントプリンター「GTX」”を使って、
自分で選択したアートピースをその場でプリント。
オリジナルTシャツがつくれるという体験型FACTORYです。
希望来場日の3日前正午から受付をするという完全予約制。(時間11:00~19:00)
一報を聞いたとき、おもしろそう! な反面、
狭き門な気がしてスルーしていましたが、
たまたま正午すぎにサイトを覗いたらまだ予約できるようだったので、
思い切って予約しました。
イマイチどんなことをやるのか全容がわからず、
人様のインスタグラムやツイッターなどに
載っている出来上がったTシャツを見ながら、
おー、こーゆーイラストがあるのか!
とか、
何個くらい選べるの?
配置とか自由なの?
私デザインセンスとかないけど大丈夫なの?
と思いながら、当日を迎えました。
入口に到着するとスタッフが受付へ案内してくれます。
ここで、Tシャツの代金(¥3,500)を支払い、
番号札と指定用紙を受け取ります。
テーブルの上や会場内の壁にアートピースの見本があるので
好きなものを選択。
指定用紙には、印刷範囲が指定されたマスがあるので、
配置を決め、アートピースに紐づいている番号を記入していきます。
香取慎吾さんが手がけた全100種類の内、
4種類のデザインの数字(0~9)から最大4ピースまで
干支や星座・ピエロ・フワラーなどのイラストから1ピース、
11種類のワードから1ピース 計最大6ピース まで選択できます。
30分くらいと限られた時間とはいえ、
見れば見るほど、迷います(笑)
が、迷った場合は、スタッフの方がアドバイスしてくれます。
Tシャツの下の位置だと隠れてしまうかな~と思い、上の方に配置してみました。
スタッフへ指定用紙を提出し、出来上がるのを待ちます。
その間、会場内をうろうろ。
(アートピースの冊子および壁に掲示されているアートピース見本の撮影はNG。
それ以外で壁に単体で貼ってあるアートピースの撮影はOKでした。)
床は5月~6月に開催されていたNAKAMA de ARTのときのイラストがそのまま残されています。
この日の時間は、
30人くらい会場にいたでしょうか?
みなさん楽しそうに選んでいらっしゃいました。
数分後、番号が呼ばれると、プリントされたTシャツが。
印刷したピースのところに凹凸なども全くない。
(←プリンターの進化ってスゴイですよね。)
◆やってみた感想。
・もう1回やりたいって人の気持ちがわかった。
・楽しい。
・しかも、アートピースの色彩が鮮やかでいろんな色があるからいろいろ試したくなる!
大変おもしろい体験でした。
下町散歩 ~入谷編②~
朝食の後は、朝顔市へ。
言問通りへ出て
歩道に朝顔を売る業者の店が軒を連ね、露店も並んでいるのが見えてきます。
そもそも入谷の朝顔が知られるようになったのは江戸時代の末期からだそう。
途中姿も消した時期もあったようですが、
戦後に復活!
今年は、70周年の記念すべき年でした。
来たからには、よい朝顔はないかな~?
と、店を覘きつつ、
まず入谷鬼子母神でお参り。
ここの朝顔のお守りがとてもかわいい。
境内には朝顔はもちろんのこと、
朝顔の絵をあしらった手ぬぐいなども売られていました。
「朝顔見たら、次は夕方も見たいでしょう?」
と夕顔を薦めてきます。
口がうまいなあ~(笑)
1つ1つのお店に書いてある番号は毎年同じものなので
気に入れば来年も同じところで
購入できるようになっています。
鉢に支柱が立つ「行灯」と言われるものは2,000円、
小さいものは800円と価格は一律。
が、物によっては3,000円のものや
ちょっと小ぶりだと1,000円だったり。
いろいろ好みのものが探せそうです。
ここはやはり、
いろいろなサイトでオススメされていた
と思いお店の人に選んでもらいます。
つぼみがたくさんつき、元気のよさそうな朝顔を選んでもらいました。
(持ち帰れない人や贈り物にする人用に宅配もあります。)
9時半すぎには、
鶯谷駅へ。
道中、すれ違う人に
「あら、もう行ってきたのね~」
と、声をかけられたり。
なんともよい時間~。
特別御朱印を用意していたり、
今年からフォトコンテストが開催されています。
自分に合う時間にお店や露店を
覗いてみても楽しいかもしれません。
今回は、朝食を食べてからの訪問でしたが、
気温が上がってくるのと
混雑を考えると
朝顔を見た後に朝食もよさそう~。
なにはともあれ
早起きして行けてよかった!
下町散歩 ~入谷編①~
「おいしい味とゆったりした時間を味わえる東京の老舗」12店をセレクトした本、
『東京おいしい老舗散歩』(かもめの本棚 株式会社東海教育研究所)
老舗の味、下町の四季、歴史が息づく路地裏散歩を、
12ヵ月のおすすめ散歩コースにして紹介しています。
7月は、 朝顔市を粋に楽しむ―笹乃雪 です。
2018年7月6日(金)~7月8日(日) (時間:5時から23時まで)
に開催された入谷朝顔まつりに合わせて行ってきました。
朝7時頃JR鶯谷駅に到着すると、
すでに朝顔を購入した人とすれ違います。
朝顔市に行く前にまずは、腹ごしらえ。
朝顔市の時期だけ朝7時からやっている
豆腐料理店、笹乃雪へ。
創業320年。
なんだか旅館のような風情。
下足番に靴を預け、店へあがります。
選んだ朝食は、朝顔 御膳(3,000 円(税込み))
内容は、
生盛膾(白酢あえ)、冷奴、あんかけ豆富、胡麻豆富、揚げ物、雲水、
ここは、あんかけ豆腐が2皿で出てくるのが特徴。
なんでも、上野宮様がご来店になった際、
「大変美味しい! これからは二碗ずつ持って来るように」
とお言葉を頂き、
それ以来二碗一組でお出ししているのだとか。
冷たいお豆腐の後にアツアツの
餡がとってもおいしい!
店内は満席に近く、とても朝7時過ぎとは思えない賑わい。
すてきな庭を眺めながらまったりいただいてしまいましたが、
もう一つの目的のため、重い腰を上げて外へ、
なんとも7月の太陽がまぶしい!!
天気予報は雨と言われていましたが
晴れてよかった。(でも、暑い! )
下町散歩 ~入谷編②~
へ続く。
下町散歩 ~神田川編②~
神田明神では、神馬のあかりちゃんがいました。
暑いからか少々お疲れ気味かな?
御茶ノ水に来た際、よく外観脇を通っていましたが、中に入るのは初めて。
拝観献金として300円を払い、ろうそくをいただき灯します。
(4月から9月の拝観は13時~16時と決まっているようです。)
なんとも厳かな気分になりました。
その後、再度聖橋を渡り湯島聖堂へ。
木陰で涼しいと思いきや蚊が!
つい、都内だと忘れがちですが、室外なのですよね。
虫よけスプレー必須を痛感。
何人か来訪者がいましたが、石段に座ったり、大成殿、杏壇門で休んだりと
なんともまったりとしだ時間が流れています。
楷書の語源となった、「楷」の木を見て孔子銅像の横を抜け、仰高門から外へ。
この後は、本にはありませんが、
2013年に出来た『マーチエキュート神田万世橋』へ。
こちらは、明治時代に造られた旧『万世橋』駅の高架橋をリノベーションしたもの。
万世橋駅時代の階段が残っており、階段にいるとまるでタイムスリップしたような気分。
『2013プラットホーム』では行き交う中央線をガラス越しに見ることができます。
上りが来たな~と思っていたら下りが来ていつまでも見ていられる感じ。
本当に駅のホームにいるようで、
でも決して乗車はできないし電車も停車することはない
現実から切り離されたような、非日常観。
テンションが上がります。
ホームにはカフェもあるので、時間のあるときに電車を見ながら
ゆっくりお茶でもしたい場所です。