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日々あったこと・感じたことの備忘録

大河ドラマ「青天を衝け」 おもしろかった!

特別お題「わたしの推し

 

今年の推しは、大河ドラマ「青天を衝け」

 

渋沢栄一の名前は聞いたことがある程度。

日本橋周辺を散歩した際、いつもは渡らない一石橋を通って

工事中の常盤橋からなんだか大きな銅像があるなあ、と思ったのが

3年くらい前。

 

それから、新1万円札の顔となることがわかり、興味を持ってドラマを視聴。

大河ドラマを初回から最終回まで日曜日の20時に必ず見たのは初めての体験だった。

席を外したりして見逃した部分は、BSや再放送でカバー。

 

本当におもしろくて、途中ダレることのない見ごたえのあるドラマだった。

五輪で間が空いたときはもったいない、と思ったしコロナでなければパリでもロケができただろうに。

明治以降はドキュメンタリーを見ているような感じで、起こる事象についていくのも必死で見てしまった。

 

つっぱしってしまうこともあるけど、頭の回転が速くて実行力もあって、説得力もある栄一。自身の素養もあるし、悔しいこともたくさんあったのだろうけれど、両親、家族、妻の千代、成一たちがうまく栄一のいいところを伸ばしていってるようだった。

そもそも出会ってきた人たちが1人1人歴史で習う人たちばかり。

本当に私自身なんであんまり知らなかったのかなあ、と思う。

前島密も知っていたのに、ぽっかりと渋沢栄一が抜けていたのは

自身の名前のついた会社がほとんどないからか?

政治とは一線を画してたから?

 

戦争が起こるたびに、現場にいなかったり、日本にいなかったり。

そのあたりの運も強い。何回運命の選択があったんだろうか、と思ってしまう。

長七郎に説得されないで焼き討ちをしてたり、家業を継いでいたり、パリに行かなかったり。歴史にifはないけれど、なんて人生なんだと感じたドラマだった。

 

また、家業の手伝いをした経験があるからこその経済観念の素地もある。それぞれのタイミングでベストな選択をしているように感じられた。(本人はベターなのだろうけど、後から見るとベストに見える。)

熱量のスゴイ栄一が晩年までも動いているのも驚いたし、最終話の問いかけにこたえられない孫の言葉に見ているこちらが涙をしたり。

濃くて長い人生だったのだろうと感じた。

俳優のみなさんもとってもイキイキとしていて、本当にすばらしいドラマだった。