下町散歩~根津編②~
ランチ後は、根津神社へ。
向かう途中、「寛政の三奇人」の1人
蒲生君平のお墓を発見。
車だと、あっという間に通りすぎてしまいますが、
「おやっ! 」
と思ったところで
ちょこっ
と立ち寄れるのが歩きのいいところ。
染め物の丁子屋さんや甘味処芋甚さん、
佃煮の京佃煮野村さんなどにも立ち寄り、なかなか根津神社に辿り着けない(笑)
やっと着いた
根津神社ではちょうどつつじが開花していました。
▲上段のつつじを近くで見る場合は有料。
根津神社で過ごした後は
露天商の間を抜け、裏手から境内の外へ。
坂道を上り、日本医科大学を過ぎ
右手に曲がると夏目漱石の旧居跡があります。
▲題字は川端康成。
▲ちゃんと、猫の彫刻も。
▲こちらは、少し離れたところに。
ここから、森鴎外記念館へ向かいます。
▲森鴎外の住居跡に記念館が建てられており、
当時の石が少しだけ残されていました。
▲特別展『鴎外と旅する日本』
記念館ではちょうど特別展が開催されていたので、
見ていくことに。
記念館の地下に展示室があります。
森鴎外は仕事で日本各地を訪れていたので、
家族との絵葉書のやり取りや、当時の旅(馬車での移動など)の
様子を垣間見ることができました。
安定した仕事をして生涯を終えた鴎外ですが、
その一方で、
医師として研究室を持ちたかったのに
持てずにいたり、
小説を書けば
その語学力から翻訳を優先させられたり…。
と、
ままならない人生だったようです。
できる人はできる人なりに大変なのだなあ、
と
思いつつ、
執筆に専念できていたら、
もっと
もっと
いろんな作品が生まれたかもしれない…
とも
思ったり。
そんなことを考えながら、記念館を後にしました。
すっかり暗くなった団子坂をくだり、千駄木駅へ。
展示物の鑑賞も入れて
約6時間。
根津を満喫した
楽しい時間でした。